鬱の診断で早めに気付く~早期治療でパッと回復~

笑顔の女性

増加する鬱病

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鬱病の今

近年は鬱病の患者数が増加しています。厚生労働省の発表では、ここ25年で100万人ほど鬱病患者が増加したとのことです。100万人ということは、一日あたり約109人の人が鬱病を発症している計算になります。そしてその数は今後も増加することが予想されています。そこで気になるのは、精神科や心療内科では、鬱病の診断はどのようにされるのかということです。それは本当に鬱病なのでしょうか。精神科や心療内科で正しい診断と適切な治療が行われれば、鬱病患者がここまで増加することはあるのでしょうか。インターネットで調べると、鬱病のチェックリストなどが多数見つかります。そこに当てはまる要素が多ければ多いほど、鬱病の可能性が高いということのようです。しかし、実際には、それだけで鬱病と決めつけることはできません。鬱病は、医師によって診断されて初めて、確定するものだからです。厚生労働省の発表では、鬱病患者数は医学界が発表したもののようですので、実際に鬱病予備軍、または似たような症状を患っている人は、それ以上いると考えることができます。それほどたくさんの人が罹患する病と考えれば、それはもはや風邪と同じような症状で、病とは言いにくいと考えることもできます。現状においては、鬱病であると確信するためには、医師の診断結果を必要とします。しかし、症状だけを見れば、鬱病と同じような状態にある人は多数いると考えられるのです。

鬱病の問題点

このことから考えることは、鬱病の診断結果の正確性に関するものです。そもそも診断の多くは会話によるものですから、その診断結果については、誤診も数多く含まれていると考えるのが妥当です。鬱病そのものが自己申告制であり、症状を大げさにすることも、偽ることも可能だからです。本当に苦しんでいる人と、そうでない人の差を見分けるのは、簡単ではない場合もあるでしょう。目に見える疾患であれば、普通に生活するのが困難になるものも多く、レントゲンやCTで発見できれば、すぐに何の病気であるか判明します。それについては診断を誤ることは少ないと考えられます。医師ですら判断が難しい鬱病の諸症状ですから、素人が判断するのはほぼ不可能とも言えるでしょう。しかし、鬱病に関しては、目に見えません。この点に関して問題なのは大きく2点あります。1つは、本当に鬱病の症状に苦しんでいる人に、正しい診断と、適切な治療を受けさせる必要があること。もう1つは、軽い症状の鬱病患者が自己申告によって増えることで、深刻な症状の人が周囲から適切な協力を受けられなくなること、です。現在の診断方法や治療法では、本当に鬱病の症状に苦しんでいる人が、適切な治療を受けられません。本来であれば、精神疾患といえども、命にかかわるような深刻な症状に対しては、安価でtms治療などエビデンスに基づく治療が行われるべきなのです。薬物治療や精神療法では限界がありますし、治療効率も決して高くありません。また比較的程度の軽い人が「鬱病」と診断されることで、鬱病のハードルが下がり、深刻な症状の人が軽視され始めているのも大きな問題です。

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